音楽について

このページでは、身の回りのCD・レコードや楽器のレビューを通して、楽器と音楽と生活について少しずつではありますが考えていきたいと思います。

Joe Maphisのギターについて

Willie Nelsonのギター”Trigger”について

Chet Bakerのトランペット

Tony RiceのMartin D-28

2016年

11月

24日

テレビって時々素晴らしいものを産み出すんだな Doc Severinsen

I can't get startedはクリフォードブラウンなんかもやっているけれど、私が愛聴しているのは Doc Severinsen & The Tonight Show Bandの「Once more with feeling」というアルバムでに入っているバージョン。

 

このアルバムのこの曲の Doc Severinsenのトランペットの音がたまんないんだわ。煌びやかで、ツヤがあって、音がギューっと詰まっていて。ソロが良いんだ。これこそトランペット!っていうソロで。難しいことはしないし、テクニックをひけらかすわけでもない、シンプルなソロなんだけど、最後のハイノートまで一気に聞かせるソロなんだ。

 

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2016年

11月

17日

音楽を聴くことと、認識するっていったいどういうことだろう? 松島啓之 The Song is youを聴きながら

私が学生の頃だからもう10数年前のことなんだが、サークルの先輩が、

 

おい、お前、こないだ赤坂Bフラットで凄い奴がセクション吹いてた。ソロも吹いていたが、一人だけやけに音がでかいんだ。

全然マイク通さないでも音がぶっ飛んでくるんだ。

 

と私に話してくれた。松島啓之のことであった。

 

その「凄い奴」はすでにJazz Lifeなんかに載っていて有名だったから、

 

ああ、松島啓之ですね。なんか、リーモーガンの再来って言われてますよね。

 

とか言って、お茶を濁した。

松島啓之の演奏は一度も聴いたことはなかったが。

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2016年

11月

16日

なんとなくいつもより控えめなStan Getz Stan Getz & Chet Baker QuintessenceとThe Stockholm Concerts

 Stan GetzもChet Bakerも生まれ年はそれほど変わらないけれども、キャリアはStan Getzの方がずっと先輩である。

 

ウィキペディアによるとスタンゲッツは1927年生まれ、チェットベーカーは1929年生まれだそうな。けれども、チェットが出てきたのは52年にカリフォルニアでチャーリーパーカーのバンドで吹いた時ぐらいからなのに対し、スタンゲッツはかれこれ40年代のビバップの最初期ぐらいにはもう有名なビッグバンドを渡り歩いて、ウディーハーマンオーケストラでZoot Simsなんかと一緒にやっていたんだから、ゲッツの方が大先輩と言っても過言じゃないだろう。

 

けれども、所謂クールジャズが好きな人や、50年代初頭のハードバップが好きな方には、二人とも欠かせないジャズマンであることに違いないだろう。

 

今日は、そんな二人の共演板について。

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2016年

11月

15日

この人にしか作れない何か 五十嵐一生の Tokyo Moon

もう15年ぐらい前のことだが、吉祥寺の Sometimeと云うジャズバーへ五十嵐一生のライブを何度も聴きに行った。その頃は確か毎月一度五十嵐一生のバンドが出演していた。

 

毎月趣向を変えて、アコースティックのカルテットだったり、シンセやエレベが入ったり、色んなスタイル、色んな編成でライブを聴かせてくれた。日野賢二のベースを初めて聴いたのもSometimeの五十嵐一生のバンドでだった。その日は五十嵐さん自身もトランペットだけでなくキーボードを傍らにおいて、トランペットをストラップで首から吊りながら鍵盤を弾いていた。

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2016年

11月

13日

ヒモ付きでも甘すぎないBobby HackettのThe Most Beautiful Horn In the World

Bobby Hackettといえば、あの Coast  Concertが有名で、あれはあれで名盤で、全く文句はないんだけれども。

この人は結構人気があったのか、 Capitolとか Columbiaなんかのでかいレーベルから色々レコード出していたようです。

スイングジャズばっかりやっていただけじゃ、なかなかこれだけでかいレーベルからポンポンレコードは出せないでしょう。

 

案の定、ストリングスものも結構やっているみたいです。

 

今日紹介するのはそのストリングスものの一枚The Most Beautiful Horn In the World.

 

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2016年

11月

09日

今は全然聴かないけれど、Freddie Hubbardと聞けば今でも心は熱くなる

Freddie Hubbard、彼こそはワンアンドオンリーだ。

 

駆け抜けるような8分音符、飛び出すような16分音符、ひねり出すようなハイノート。ダークでスモーキーなトーンでテーマを吹いたかと思うと時として煌びやかに響くビックなサウンド。トランペットっていうのはこうやって吹くんだ!って、いうみなぎる自信。トランペッターなら必ず一度は憧れるトランペッター。

 

今日は孤高のヒーロー、フレディーハバードについて。

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2016年

11月

03日

鬱の時でも聴けるギターのCD Eddie Langの Jazz Guitar Virtuoso

相変わらず鬱である。

今日は休みなのに何もせずに寝ていた。家族サービスも無しである。まあ、そもそも娘が生まれてから2年が経とうとしているが家族サービスというようなことはほとんどしたことがない。何度か一緒に公園に連れて行ったり、月に1、2度家族三人で外出はしたが、果たしてそれがサービスだったかは怪しい。ただ自分が行きたかったところに行っただけかもしれない。

父親及び旦那失格の病気の親父である。

 

今日も、鬱の時に聴けるレコードを紹介しよう。

今日はギターである。

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2016年

11月

02日

鬱の時でも聴く気になれるレコード  Dado Moroni Tom HarrellのHumanity

約8年前に鬱状態になって、単に気分が沈むという状況だけじゃなくて、何日も死にたいと妻に訴えて、命の危険があったので入院した。

 

それから、8年間2週に一度通院はしていたが、これは甘えによる仮病だろうと自分では思いながら過ごした。その間、調子が悪くて仕事を長期に休んだりはしたが、概ね生活に問題はなかったので、やっぱりこれは自己暗示によるものだろう、甘えさせてもらっているだけだと心の奥底で思いながらダラダラと医者に通い、抗鬱剤を飲み続けた。主薬はアナフラニールだったが、その他いろいろ混ぜては飲んだ。

 

レメロン、

セディール、

リーマス、

ジプレキサ、

サインバルタ

 

その時の状態に合わせて飲んだ。

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2016年

11月

01日

言葉少ない深い対話。五十嵐一生、辛島文雄 I wish I knew

五十嵐一生さん(Tp)と辛島文雄さん(Pf)がデュオのアルバムを出した。

五十嵐一生さんも辛島文雄さんもジャズのミュージシャンである。二人とも日本のジャズシーンではトップクラスのミュージシャンだし、私も個人的に五十嵐一生さんのトランペットは大好きで今までに出したCDも持っている。

五十嵐一生さんの音楽は、マイルスデイヴィスと並べて語られることが多い。確かにライブによっては60年代のマイルスクインテットを思わせるサウンドだったり、もっと後のエレクトリックなサウンドの時もある。そこで五十嵐一生の刺さるようなトランペットサウンドは確かにマイルスを思わせる。実際はもっと温かいく太い音で吹くこともあるので、それがマイルスとは違ったサウンドを作り出しているのだけど。

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2016年

9月

25日

何かを極めるというけれど、どの程度までを目指すか

今日は、親子三人で東京タワーへ行ってきた。

東京タワー、登るのは初めてである。もしかしたらいったのみ初めてかもしれない。とにかく、時代はスカイツリーなのだから、電波飛ばしてるのはスカイツリーなんだから、東京タワーには用事っていうものがない。

まあ、電波飛ばしていた時分も何も用事はなかった。現実に電波飛ばしているスカイツリーにも何の用事もない。これが電波代の集金とかをスカイツリーやら東京タワーでやっているのならまあ、行く用事もあるんだが、電波代は別の人が取りに来る。

だから用事ない。

しかし今日は用事あった。まゆたまのライブである。まゆちゃんとたまちゃんのライブである。

いかねばならん。

 

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2016年

9月

24日

楽器の練習は日々の目標設定が重要なそうな

楽器の練習を一ヶ月ほどさぼってしまった。ギターぐらい大丈夫だろうとタカをくくっていたのだが、全然ダメだった。

ギターが全然弾けなくなった。コードを押さえられない。音階のポジションがわからない。持久力が衰えた。自分の楽器すら弾きづらい。指が痛くなってしまう。

ちょっとの間の入院だと思って楽器を持ち込まずに入院していたのだがこれがまた大きな失敗ギターを弾く神経系が衰えてしまい。そこに向精神薬の副作用で指がむくみ指先の感覚がなくなってしまった。

家に帰ってきて愛用のストラトを弾いても弦が太すぎて思うように弾けない。レスポールは重いがテンションは低いのでなんとか弾ける程度。しかし肝心のコードを押さえられない。

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2016年

9月

15日

Chet Bakerから学ぶことなんて無くたっていい

Chet Bakerが生前最後のカルテット録音となったローゼンハイムでのライブ録音を聴いている。

Chetは晩年おびただしい数のライブ盤を発表している。私も全ては持っていないがかなりの数を持っており、しばしば聴く。もちろん演奏のクオリティーはまちまちになっているが、さすがトッププロ全てのアルバムでチェットの個性は光っているし、チェットのアルバムに仕上がっている。

 

チェットは時に、自分の楽器すら持ち歩かずにヨーロッパ中をツアーした。その所々で録音を残している。ライブだけでなくスタジオ録音すら旅先で行っていることもある。それらの一枚一枚を聴いていても、やはりチェットのアルバムに仕上がっている。

 

チェットは教材として聴けるようなミュージシャンではないとおっしゃる方もいるが、チェットのトランペットソロは8部音符で丁寧なアドリブになっていることが多く、メロディアスで鼻歌でも歌いやすいのでフレーズをコピーするのは比較的簡単だ。そして、それがどれもチェットのサウンドになっていて、とても魅力的である。だから、チェットのレコードから学ぶものは多い。

 

ただ、チェットベーカーになりきったところで、それはあまり意味のないことかもしれない。なぜなら、チェットは個性的であれ、と言い続けたミュージシャンで、チェットベーカーから学ぶべきことは、誰かのレコードから借りてきたサウンドを演奏してもそれはあまり意味がないことだということだ。模倣するなら自分自身を模倣しなさいということ。だから、私は黙ってチェットを聴く。

 

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2015年

5月

08日

Martin CommitteeとLeblanc Martin T3460 

マイルスデイヴィスが好きな方は特にでしょうけれど、Jazzのトランぺッター又はトランペット愛好家の多くは、一度はこの楽器を使ってみようかと検討されたことはあるかと思います。マーティン、いやマーチンと一般には呼ばれてますが、マーチンのコミッティーモデル。世界で最もジャズジャズしいトランペット。あのマイルスも、リーモーガンも、ケニードーハムも、アートファーマーも、もちろんあのチェットだって愛用したモデルのトランペットです。

クラークテリーだって晩年はルブランが再生産したモデルの色物を使ってました。かつてはハードバップといったら皆、猫も杓子もこのCommitteeモデルを愛用してたんです。


今日は、そのコミッティーについて。

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2014年

11月

13日

霧のかかった透明感。Let's Get Lostを聴きながら思うこと

チェットベーカーについて何度かこのブログでも書いて来たが、特定のアルバムに関しては特に書いていないと思う。

Let's Get Lostは全部通してみたことはないが、はじめの30分ぐらいはYouTubeで見ることができるので、見たことがある。あの有名なブルースウェバーの回想から始まる。


初めて彼に会ったのは 遠い昔ニューヨークでのことだ。冬の大雪の日だった。

僕はティファニーの前の交差点を渡っていた。

彼はシボレーのコンバーチブルで、赤信号で止まった。

雪が彼に降り積もっていた。 髪までびっしょり。

カーラジオから ズート・シムズを聴いていて 雪に気付かなかった。

それがジャズさ。


チェットがコンバーチブルの後部座席に座っているカットに切り替わる。

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2014年

5月

15日

遠くで汽笛を聞きながら

5月のはじめに新潟へ行った。新潟で学校の先輩が写真展を開くとのことで、それを見に行った。同時期に音楽祭も開催されるというので、それを聴きがてら、一泊二日の一人旅をした。

カメラはプラウベルマキナ、30年代のアンチコマーがついているやつ。フィルムはトライエックスを念のため20本持って行った。フィルムを持って行って正解だった。新潟の街並は美しかった。一日目の午後に瞬く間に十数本を撮り終えた。東京で撮っている写真と並べてもわからないくらい自分の好きな風景が新潟にはあった。そのことを、今回の訪問まで知らなかった。

 

写真展を見て、その夜は新潟の酒を堪能した。堪能しすぎてしまった。時間が早く進んだ。

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2014年

5月

13日

六本木バニラムードで若林一也のSexesを聴く

今日は仕事の後、久しぶりに夫婦でライブを聴きにいった。若林一也(Sax)がリーダーのSexes。

まず始めにゲストのトリオでフリーインプロ(スタンダード吹いてましたが)がグイグイとテンションを上げていた。フリージャズは騒がしいので、私はあまり普段は聞かないのだが、やっぱり今日のも騒がしかった。騒がしかったが楽しめた。それは、ビジュアル的なパフォーマンスを含め、プレーヤーがワケの分からない世界から私たちを迎えにきてくれるというか、歩み寄ってくれていた。ほら、こんなの面白いでしょ。こんなこともできちゃいますよ。とか、ボキャブラリーがとにかく豊富なのである。

好きな音楽ではなかったが、面白かった。

 

そして、Sexesである。

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2014年

5月

09日

砂漠を歩く

時々、人と関わりたく無くなる。人が嫌いなわけではない。自分自身が弱くて、ついつい人に甘えてしまい、結果として迷惑をかけたり、身の回りの人が嫌がることをするのが嫌になるのである。
私の周りには、人付き合いがあまり上手くない人達が多い。だから、私はそこにつけ込んで面倒をかけるのだ。
そういう自分が嫌になりそうな時は、人を避けたくなる。自分に失望したくないからだ。
しかし、そうしているうちにすぐに人恋しくなり、外にでるのだ。世間には人の暖かさを感じられる場所は少ない。私の場合はいつも何処か一箇所である。
だから、その一箇所に行く。このだだっ広い砂漠に一箇所しかないオアシスに足を向ける。
それが、女性の部屋の時は厄介だ。あんた、家に奥さん待ってるでしょ、と言われる。確かに家には家内が待ってる。
家に居たければ家にいる。家に居たくないから砂漠を歩く。傍らにある蛇口をひねって飲める水がいつも甘露とは限らない。貴方のオアシスの水が飲みたくて、砂漠を歩く。
だから、私の世界には、家の水道と、砂漠のオアシス、砂漠のオアシスを模した飲食店。それしか存在しない。

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2014年

4月

30日

落第坊主の留年記と青春の瞬き

私は大学の講義というのが苦手だった。

何処が苦手かというと、90分というのが苦手だった。私の集中は三十分しかもたない。その上三十分毎に便意を催す。集中が切れると人の話が頭に入らない。

90分集中に耐える講義は鈴木良隆先生の商業史及び経営史と、松井先生の消費文化論だけだった。だから、どうしても聞いていたい講義の時は、先生にあらかじめ事情をはなし講義中二回抜け出してトイレに行きタバコを吸いに行っていた。そのような方法で瀧澤先生の失楽園についての講義と、高田先生の社会学系の授業を乗りきった。

だから、私が、大学六年間でまともに受けた講義はその四コマだけだった。当然私は落第坊主だった。

消費文化論二という、若くて美人の先生がやっていた講義は、初めの三十分だけは聞いていられたが、残りの六十分は飽きてしまって、カメラジャーナルという雑誌のバックナンバーを読むのに費やした。そのおかげで、カメラジャーナルのバックナンバーを全て読破し、消費文化論二の単位も頂いた。

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2014年

4月

17日

あいつだけはいつでも俺の女だろうという幻想

心の中で、何故かかなり長い間頼りにしていた、学校の後輩の連絡先を携帯から消した。フェイスブックもアンフレンドした。
彼女と今年の始めに会った。とても久々に。俺はその時ですら自分の幻想が幻想であることに気がつかなかった。


ある女性との関係についてぽろりと彼女に話した。


彼女に言われた。
あんた、いつもそうやって生きて来たの?私がそんな話聞いてなんとかしてくれると思うの?
そう、俺はいつでもきっとそう思っていた。そいつに捨てられても、きっと君がいるなんて思っていた。
それから何日かして、いや二ヶ月してやっと、そんな馬鹿なことはないと気付いた。あの人にだってあの人の都合がある。当たり前か。
けれども、私は、やっぱり自分の心の中にこのことを収めて置かないで、あの人のいなくなったFacebookでぼやいたりしている。

 
 
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2014年

4月

16日

或る女性のための小話

こういうと、やっぱり彼奴は同性愛者だったんだと言われてしまうかもしれないが、私は同性愛者ではない。バイセクシュアルである。


まあ、それはともかくとして、恋愛という器は砂型のように自由自在に見えて、実のところ金型のように異形を許容しない。だから、私たちは自分のわけのわからない感情のもつれを、どうにかして恋愛の型に押し付けようとして、しばしば痛みをおぼえる。


男には男同士にしか分かち合えない愛の形があると言えば簡単だが、それが愛という言葉で片付けられるものなのかそうでないのかは今でもよくわからない。ただ、私たちの場合それはアルバートアイラーだった。

彼と関係を持ったわけではないし(ケツほったりね)、彼は私の好きなタイプの人間では、いやこの場合は男では無かった。私には理解しがたい側面だらけの男だった。

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2014年

4月

08日

些細な理由

今日、みなさんには当たり前のことかも知れない些細なことに気がつきました。
それは、私が楽器を弾いたり、歌を歌ったりする理由です。
私は二十歳の頃からずっと好きな女の子がいます。彼女は数年前に結婚し、今は遠くにいます。けれども、そういう地学的な距離に関わらず、もう十年以上も彼女の中に私は存在しないし、もう何年も年賀状すら来ません。連絡も、ほぼとれません。何より、私には家庭も有りますので、この先の人生彼女と愛し合うことは無いと思います。
前置きが長くなりました。
私が楽器を弾いたり、歌を歌ったりするのは、もしかしたら、いつか、彼女が僕の演奏を聴いてくれるかもしれないからです。
私はチェットベーカーのトランペットが好きです。チェットの音色は、何処か暗い広い部屋で声をたよりにお互いを確認し合う恋人の囁きのようで好きです。
だから、僕も頑張って練習して、暗い広い部屋でも僕に気付いてくれる声を手に入れたいと思います。いつか、彼女に気付いてもらえるように。

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2014年

3月

30日

再会の哀しみとJeff Beck "Cause we've ended as lovers"

店のスピーカーからCharlie HadenのArt of Songが流れ出した。

若手の熱いライブのあとにはちょっとしっとりし過ぎるような選曲だが、これも悪くない。今夜のライブはイキが良くて、それでいて奇麗にまとまっていて、とても楽しかったのだ。私は、カウンターにおいたままになっている自分のジムビームのグラスをふと見つめて、できるだけ然りげなくそれをあおった。

 

「あ、これカルテットウエストの、アートオブソングですよね。僕好きなんです」とマスターに話しかける。マスターもこのアルバムが好きだという。こういうところの好みと、お酒のセレクション、そして若いミュージシャンが目一杯張り切って演奏している、それが好きでこの店に来ているのだ。もちろん、私の目当てはピアニストの彼女なのだが、この際そのことはどうでも良いのだ。こんなステキな店で、ステキな音楽が聴ける。それだけのために、ここ下北沢のアポロに今夜はきているのだ。

 

演奏を終えた、ピアニストの彼女が、共演者に挨拶をしながら、客席で彼女の演奏を聴いていた彼女の知り合いに声をかける。愛くるしい笑顔で客席に近寄る彼女の姿を見ると、彼女のお友達は本当に羨ましいと思う。今まで、美しく淡麗なピアノを鳴らしていた彼女が、笑顔で声をかけてくれるなんて、天使にキスをされるような気分がするだろう。

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2014年

1月

16日

Well, it's all over now.

そりゃ、彼女を愛していたこともあったさ。けれど、そういうのはもう全て終わったことなんだよ。

 

ジョニーウィンターがスピーカーの向こうで叫んでいる。スタジアムに満員の聴衆。ギブソンのファイアーバードを搔き鳴らしながら叫んでいる。

 

そうだ、全て終わったことなんだ。

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2013年

6月

04日

Gretsch Hot RodにTV JonesのMagna Tron

グレッチと言えばかつてはアメリカの代表的なギターブランドの一つであった。グレッチのブランドは今でも存在するのだが、もうかつてのアメリカ製のギターではなくなってしまい、日本の寺田楽器がOEMで造っている。

 

私は、Gretschというブランドがどうも好きで,今まで何台も(6台程)グレッチを買っては手放している。今時分の部屋にあるGretschブランドのギターは3台。アメリカ製の古いやつが2台、寺田製の新しいやつが1台である。

 

グレッチのギターは日本製になっても良くも悪くもクセがあり、なかなか面白いギターブランドである。

 

まず、色が個性的。今でこそカラフルなフィニッシュは珍しくないが、グレッチこそ元祖スパークルカラーのギターだ。それと、ミントグリーンやバーガンディーも有名か。

そして、音も個性的。

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2013年

5月

20日

Rickenbacker 620の音抜け改善!

私事で恐縮ですが、先日Rickenbackerの620を購入しました。

 

リッケンは前から気にはなっていたのです。なぜって、ギブソン、フェンダー系のギターってこの世には沢山あって、世の中の大半のギターメーカーがそのうちのどちらかもしくは両方の影響を受けているのです。

 

特に、ストラトシェイプのギターなんかはかなり世の中に流通しておりますが、あれはフェンダーストラトキャスターの流れをくむギターと言えるでしょう。最近のメーカーではPRSなんかはギブソンの良いとこにちょっと手を加えたギターと言えます。グレッチなんかは個性の強いブランドですが、基本的な造りはギブソン系です。

 

私はギブソンとフェンダーのギターを既に持っているので、ほぼ、これだけで、エレキギターのようは足ります。しかし、ギブソンフェンダーだけではギターは語れないとつくづく思わせられるのはリッケンバッカーというギターです。

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2013年

5月

15日

ボンタンをご存知でしょうか

今夜は妻と一緒に代官山の「ヤギに、聞く?」に山梨ワインを囲む会に行ってきた。

 

山梨ワイン、湯葉料理、そしてジャズ。

 

そういう会だった。なぜ、そういう会に妻と出かけたかというと、学生の頃のジャズ研の友人(先輩?)がジャズ演奏をするというので、ワインもジャズも好きなんだからまあ、イッチョ嫁さんと一緒にジャズと山梨ワインでも堪能しようじゃないかということで、出かけた。

 

バンドの名前は佐野大介andバップス。バップス、あのビバップとかハードバップとかのバップである。うーん、ジャジーでオヤジくさい名前である。もう、ヘアトニックとバーボンと仁丹のニヨイがするのである。佐野大介&バップス。

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2013年

4月

24日

どんなゲージを張るか、それが問題だ

今日はギタリスト以外にはどうでも良い話し。どうでも良いことなんだけれど、ギタリストにとっては大事な話し。

 

トランぺッターは楽器について一言あるヒトが多い。バンドの練習なんかでトランぺッターが二人以上揃うと、必ずトランぺッターどうしで楽器の話しをする。やれどのラッパがどうだ、このラッパはどんなクセがあるなんて話しだ。それと、必ずと言っていい程マウスピースの話し。チェットベーカーがバックの6Bだ、マイルスはジャルディネリだ、クリフォードブラウンはニューヨークバックの12だとか。トランぺッター以外にとってはどうでも良い話しだ。

 

しかし、トランぺッターは自分の唇のコンディションに常にナーバスであるから、その不安を少しでも楽器でカバーしたいのだ。この楽器があるから大丈夫、今日はきっとハイC以上の音符もはずさないで吹ける。とか、このマウスピースは唇への負担が少ないから、今日はきっとばてないで最後まで吹ける。とか、そんなことを常に思っている。だから、トランぺッターが集まると必ず楽器の情報交換が始まる。

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2013年

4月

04日

Sorry seems to be the hardest wordのSorryは誰の言葉か

クラプトンの新譜、「Old sock」を聴くであります。

 

クラプトンのカバー曲のセンスはとてもいい。クラプトンはとても熱心に他のアーティストの曲を聴いているのだろう。カントリーの比較的マイナーな曲とかでも、クラプトンが歌うと名曲になる。クラプトンはブルースミュージシャンやめて、カントリーシンガーに転向すれば良いと思う。

 

それはそうとして、今日の話題はエルトンジョンの名曲「Sorry seems to be the hardest word」である。

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2013年

3月

28日

Joe Bonamassa、今更だけど凄いやつがいるもんだ。

私もギターに関わる仕事してるから、ミュージックシーンには明るくないと行けないんだけれど、申し訳ないけれど勉強不足でなかなか新しいミュージシャンをチェックできない。新しい音楽なら、まあしょうがないかと思うんだけれど、結構中堅どころのミュージシャンでも知らない人が多い。知ってるけど、全然聴いたことない人も多い。

 

自分の好きなカントリーとかだと、大体中堅どころまでは把握してるんだけれど、最近のロックではどれも同じようなサウンドにしか聴こえないので、いまいち食指がのびない。ヴィンテージトラブルとかは何度か試聴コーナーできいたが、サウンドが当たり前すぎてどうもわざわざ自分の時間を割いてまで聴く気にはならなかった。

 

最近買った今時のミュージシャンのレコードも、Birthdayの新譜を随分以前に購入したきりだ。もう既に、ロックは聴き飽きた、新しいものを聴く気が起こらんと考えていた。

 

そんな私もJoe Bonamassaのギターにはやられてしまった。

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2013年

2月

26日

東京マラソンを見る。そのあと踊りに行く。

2月24日は東京マラソンを見に行った。

マラソンを観戦するのっていうのはとても曖昧な行為で、路肩で観戦していても全然試合の状況は確認できない。マラソンを本当に見たいならテレビで見るのが一番だろう。

 

だから、マラソンを応援しにいったと言った方が近いかもしれない。マラソンを、応援しにいった。うん、まあなんとなくわかるようなわからないような。応援しにいったと言っても、特定の選手を応援していたわけではない。何となく茅場町あたりで張っていて、通り過ぎるランナーを応援した。

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2013年

2月

05日

ギターはもっとファッショナブルな存在で良いと思う。

ギターを13歳のときに手にしてから、色々なギターを弾いてきたが、手元に残っているギターはどれも装飾の控えめなギターばかりだ。これは私の個人的な好みもあるのですが、ジミだからって好きって言うわけではないけれども、地味なギターは大抵好きだ。所有しているエレキギターの大半は1ピックアップそれもシングルコイルのものばかりだし、まだ持っていないギターでもレスポールジュニア、グレッチの59年製の6119とか、ES225が好きだ。

 

アコースティックギターでもやっぱり地味なギターは好きで、D-45とかにはあんまり興味がない。

ポジションマークやインレイはできれば、地味な方が良い、ギブソンのギターなんかは結構インレイも凝っているけれども、私の好みはどっとポジションで、指板にバインディングが無いギター。

レスポールは一台も持っていないのだけれど、その理由も、地味でシンプルなギターが好みだからかもしれない。シンプルなギターこそ色々な表現の可能性を秘めているし、いろんな弾き方、いじり方で自分の好みの音色、ルックスを追求できると思う。

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2013年

1月

29日

50年代の彼方からの響き。L−50

L-50
L-50

私はアーチドトップのギターが好きなのだけれど、ギブソンのアーチドトップもずっと気になっていた。なかなか良いのが買える値段で出ていなかったので、今まで諦めてきたが、L−50の良いやつがあったので、33歳の記念に購入した。

 

結局結構な出費にはなったが、音はカラカラ乾いてて、低音もジーンと鳴る美しいギターである。やっぱりギブソンは良いギターを作る。50年代の普及版のアーチドトップだけれど、作りはしっかりしていて手抜きは無い。L−5やSuper400等最高級ラインのような重厚感は無いけれど、音量、音質ともに独り家でつま弾くには最適なギターである。

 

こういうギターをそれほど高くない価格帯で国内でも作れるようになったら面白いのだけれど、なかなか作れないのかもしれない。

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2013年

1月

24日

大人になるって言うことはEsquireの魅力がわかることです。

私事ですみませんが今日は私の誕生日でした。結構いい歳になりました。

 

そこで、今夜はギターの配線を修正しました。誕生日にふさわしい作業です。電気関係のものをいじっていると、なんだか頭の整理になっていいですな。エスクワイヤの配線もなかなか奥が深いのです。

 

実はこのEsquireもともとはテレキャスターでした。ピックガードをはずすと今でもテレキャスターです。テレキャスターの方が音のバリエーションがあって使いやすいのです。実際エレキギターの中で一番使い勝手が良いのはストラトかテレキャスでしょう。どちらもサウンドのバリエーションが豊富ですから、何でもこなせるギターだと思います。だから、テレキャスターのままの方が使い勝手は良いのです。

 

では、なぜEsquireにしたのか。これが今日の話題です。

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2013年

1月

22日

フルテンにすると発振が止まらないアンプヘッド。でもハイゲインです。

自作アンプヘッド

昨日は5E3のクローンのハムノイズを消したことについてブログに書いたが、今日はノイズが消えなかったことについて。

 

実は昨日の夜ブログに載せたやつ以外に、もう一つ5E3 Fender Deluxeのクローンを制作したのですが、その一台が今日の写真のヘッドです。なんでそんなに5E3ばかり作ったのかと言いますと、私はこれ以外のアンプを製作したことが無いからです。

 

じつはもう一台アンプを作れる部品は持っているのです。あるムックに載っていたギターアンプの回路を参考に制作したのですが結局完成しないままトランスと真空管が手元に残っているのです。でもそっちは怖いから見なかったことにして、5E3のクローンが2台手元に残りました。

アンプって何台あってもしかたが無いのですが、同じ回路で作ってもトランスやコンデンサーが違うと音が違うのが不思議です。

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2013年

1月

21日

ハムノイズがピタリと止まり、またアンプが欲しくなる。

このブログでも何度か紹介したが、私は50年代のフェンダーのアンプがすきで、Fender Deluxe 5E3のクローンを一台所有している。もう5年以上前にWebber speakerからキットを買って自作したのだが、アンプって一筋縄では行かなくて、今まで何度も壊れたりノイズがとれなくなったりしていて、何度もばらして組み直した。

 

2年程母校のジャズ研に貸していたのだが、ノイズが乗りすぎて使い物にならないというので、半年程前に引き揚げてきた。それで、とりあえず壊れていたところは直したのだが、やっぱりどうしてもハムノイズが消えなかった。

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2012年

10月

15日

青春再訪。なかなか上達しない楽器の練習

随分ブログをサボってしまっているが、その間私には何の進展もありません。仕事も、プライベートもあんまり変らず、週末の過ごし方も変わらず。

 

しかしながら、世間というのは常に変化しているわけで、それにどうにかついていくのはなかなか大変なことです。まあ、そもそも時代についていこうと思った時点で既に時代遅れで、時代の流れを感じない状態が、やっと時代についていけている証拠なのでしょうが。そういう面倒なことは二十歳の頃は気にしましたが、今じゃもう気になりません。

 

今夜は音楽の話をしましょう。お時間あればお付き合いください。

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2012年

7月

12日

Red Garlandはお好き?

最近トランペットを約5年ぶり、いやもっとかな、5・6年ぶりに練習してるんだけれど、なかなか上達しないもので、まあそれでも、日に日に少しずつ上達するのは気分の良いものです。

 

おまけに、チェットベーカーとお揃いのトランペットも新調しちゃって、ますますトランペット熱が再燃します。

 

楽器の練習は何より上手い人のコピーが基本なんだけれど、ジャズのトランぺッターはなかなか上手い人ばかりなので、ちっともコピーできなかったりして、ハードルが高いです。それでも、マイルスデイヴィスなんかは、シンプルでよくまとまったソロを弾くので、コピーさせてもらってます。マイルスのアルバム買ってきてはコピーしてます。

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2012年

7月

09日

Chetとお揃いのトランペット

楽器にはあまりこだわらない方が、楽器の上達のためには良いと思う。けれども、トランぺッターは3人集まれば必ず楽器の話、マウスピースの話で盛上がってしまったりする。

 

トランぺッター同士の話題っていつも楽器の話ばかりだと思う。けれども、あんまり楽器にこだわらない方が楽器の上達にはいい。

 

今日、アメリカから一台のトランペットが届いた。虫だらけの汚いケースに入って、約50年前のスチューデントモデルのトッランペットが届いた。

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2012年

7月

02日

Here's that rainy day から始まったセッション

先日YouTubeでDoc Severinsenの映像を見た。

 

Doc Severinsenというトランぺッターをご存知でしょうか。ベニーグッドマンのバンドで弾いてたこともあったそうですが、日本ではあんまり有名じゃありませんね。凄く良いトランぺッターなのに。

 

一方アメリカではそこそこ有名みたいです。ジョニーカーソンがやってた頃のTonight Showのハウスバンドのリーダーを何と25年間も勤めてたそうです。だから、テレビに毎日出演していたようです。タモリさんもトランぺッターですが、タモリさんと並んでテレビに露出の多かったトランぺッターと言えるかもしれません。

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2012年

6月

21日

Jazz界の村西とおる、クリードテイラー

CTIというレコードレーベルをご存知なのは、一部のジャズファンだけでしょうけれど、もしご存知でも、「CTI好き」と言える方は少ないのではないでしょうか。「一緒に入ってるストリングスが嫌だ」とか、「ジャズミュージシャンに無理矢理フュージョンやらせてるから嫌い」と思われている人が多いのではないでしょうか。

 

なんでよりによってCTIはこんな企画もの作っちゃったんだよ、とか、ウエスモンゴメリーをジャズから遠ざけた元凶とか、あのレーベルのレコードはなんだか嫌われる風潮にあります。

 

でも、僕は好きです。CTIは駄作も多いですが、それを我慢して付き合えばとても素晴らしいレコードに出会えます。とは言っても、私の手元にCTIのレコードは殆ど無いですが、5枚持っていてそのうち2枚は名盤です。

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2012年

6月

19日

フレディーハバードというカッコイイトランぺッターがいたこと

Freddie Hubbardというトランぺッターをご存知だろうか。ジャズを聴く方ならたいてい彼の名前ぐらいはきいたことがあると思います。60年代70年代のジャズを好きな方なら、おそらく手元にフレディーがトランペットで参加しているアルバムの一枚や二枚はあるでしょう。

 

私が社会人になって、ジャズからずっと離れていた間に、フレディーハバードは亡くなってしまってました。一度で良いから生でフレディーの演奏を聴きたかった。彼の刻む八分音符や16分音符は神業とも言えるくらいカッコいい。そのフレディーのトランペットがもう聴けなくなってしまうなんて。

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2012年

6月

18日

俺ゃー、急いでレコード屋に行ってマイルスのアルバム買っちゃったよ。

人間生きていると嫌なことはあるけど、良いこともあるもんです。

今週末は日曜日二日酔いで一日中寝てたけど、良い週末だったな。色んな新しい人たちに会えたり、妻の友人の誕生日パーティーに参加したり。大型二輪の教習を二日酔いで寝とばしたり。

 

一番よかったのは、久しぶりにエネルギッシュで楽しいライブを聴きにいけたことですかね。

 

私はもう何年もライブなんて自分から進んで見に行かなかったんだけれど、2週間程前に気まぐれに学校の頃の先輩のライブ見に行きました。それが案外良かったんですよ。夢中に音楽やっているんだけど、自分たちがどんな方向に向かっているのかわかっているようで、かつその方向性が定まりきっていないっていう良いバランスで面白い音楽。こういうライブならまた見に行っても良いなって思いました。

 

それで、そのライブで知り合った方々が出演するジャズのお祭りみたいのが一昨日ありまして、見に行ってきました。

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2012年

6月

13日

Smooth Jazzってどうなんだろうね?良いのかね?

シャーデーをご存知でしょうか?英語で書くとSade。

最近めっきり聞かなくなったから、もしかしたらもうやってないのかもしれませんが、私が学生の頃なんて、ちょっとお洒落な店いったらかかってましたよ。

 

国立のフラワーっていうママが美人のバーがあるのですが、あそこ行ったらプロジェクターでデカデカとシャーデー映ってて、音楽かかってたもんですよ。まだやってるのかどうか知らないけど。それで、ちょっと音楽好きな女の子なんかと行くと、「あたしシャーデー好きなの」「ああ、俺も好きだよ、このあと家でシャーデー聴かない?」なんて会話をしたりして、まあ、なんていうか軟派な音楽ですよ。

 

それで今夜は、軟派な音楽について。

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2012年

6月

11日

マイルスのマラソン録音、5枚組で1,690円だった。

マラソン録音って、プレスティッジの一部のアルバムを指すときに使う意外にどこか他で使われる言葉なのでしょうか?

私は、マイルスのマラソンセッションと、チェットベーカーのマラソン録音以外で、この「マラソン」なる言葉を音楽に用いている例を知りません。

 

CBSに移ってからのバリバリにモードジャズを押し進めるマイルスが好きな方にはあまり評判は良くないかもしれませんが、私はマイルスのマラソンセッション大好きです。Prestigeの頃のマイルスだけ聴いていれば、大満足です。

 

ジャズを今まで聴いたことのない方、とりあえずマイルスのマラソン録音のどれか(個人的にはリラクシンがお勧め)を聴いてりゃ間違いないでしょう。

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2012年

6月

10日

傷心にトランペット。チェットベーカーのハードバップ

今週末は二日酔いで始まり、とても有意義に過ごしたとは言えない。

週末の終わりに、先週を振り返って、ああ、そうだ失恋から始まった一週間だった。と。

 

正確に言えば、失恋とも言えないのかもしれないけれど、傷心には変わりなく、こんな風に二人の男女の人生が交わること無く別れ別れになることへの若干の不満を感じながら、向こうは今頃とっくに私のことなんて忘れて、毎日の生活を過ごしているのかと思うと、ちょっと悔しい。

 

あたしだって、貴女のことよくわからないままお別れが来て、どうして良いかわからないまま。貴女が僕をどう思ってたのかはわからないけど、あんまりいい印象を与えなかったのは確かかもしれない。

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2012年

6月

07日

Booker Tを聴きながら、これから何を心の支えにして毎日を過ごそうか考える。

憂鬱な木曜日。心の中が空っぽになってしまって、そこに風が吹いてヒューヒュー鳴く。手がプルプル震え、目がしばしばして、はて、自分はこんなところで何を待っているのか、としばし考える。

 

今週の月曜日にとある女性に振られた話は書いたと思うけれど、全く自分でもやんなっちゃう。もう30もとうに超しているというのに、人付合いが下手すぎる。人との適切な距離を保つことが苦手科目である。

 

私は何をやるにも突進タイプであることは以前書いたけれど、きっと兵隊になったら、最前線で突進して真っ先に弾にあたって死ぬタイプだろう。日本が今戦争に巻き込まれていなくて良かった。

 

相手の女性にも別れ際にこういう自分の性格を強く咎められた。「自分でも気づいてるんだったら変えなきゃ駄目」と言われた。全く、自分のこと棚に上げてエラそうなこと言いやがって。

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2012年

6月

06日

The end of endless game. Beach Boys新譜に寄せて

ビーチボーイズが新譜を出した。

今日は会社を早退して医者に行ったので、その帰りにその新譜を買って早速聴いてみた。

 

結論から言うと、ビーチボーイズは何も変わっていない。とは言っても、私はビーチボーイズのベスト盤を一枚持っているだけだから、それだけの知識で「変っていない」と断言するのは憚られるけれど、もう30年以上前に出たベスト盤の中のビーチボーイズの音楽と今回購入した新譜の音楽の方向性は殆ど変わっていない。ブライアンウィルソンがこのアルバムに深く関わっていることが影響しているのかもしれないけれど、どの曲にもまさにあのビーチボーイズのサウンドが詰まっているし、それ以上でもそれ以下でもない。

 

なので、現代の私たちにとっては若干の物足りなさを感じさせられると言えるかもしれない。

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2012年

6月

02日

名曲の8割はバートバカラックが書いてるらしい。

きょうで大型二輪の教習が第2段階に進んだ。嬉しい。このままトントン拍子で免許が取れると良いのだが、まあ、どうなるんでしょう。

 

それでバイクの教習のあと家に帰ってきて、妻と一緒に出かけた。上野からシルバーアクセサリーを見ながら御徒町、秋葉原と散歩した。今日は先週末買ったばかりの新しいシャツを着てみたので玄関先で妻に写真を撮ったもらった。どうですかね、新しいシャツ似合ってますかね。

 

とにかく新しい服を着て外出するのは嬉しい。皆さんも気持ちが沈んだりするときは新しいシャツに着替えてお散歩してみると心が安定するかもしれません。

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2012年

5月

30日

Docabillyよ永遠に。

ドクワトソンが未だご存命だったとは知らなかった、すみません。そのDoc Watsonが亡くなられた。近頃くらい話題ばかりですみません。

 

ドクワトソンについて私の知っていることは少ない。彼のレコードも3枚程しか持っていないし、あまり熱心には聴いていない。しかし、彼の音楽は好きだ。フォークミュージックの部類になるのかもしれないけれど、彼のプレイスタイルだったら、ロックをやろうと、ジャズをやろうとできてしまうかもしれない。フレーズは素朴であるが本当によくメロディーを聴かせる。よく「歌う」と形容すれば良いのかわからないけれど、ブルーグラスのリフも、ブルージーなフレーズも何でもこいだ。

 

ドクワトソンの訃報を聞いて、彼の「Docabilly」というアルバムを聴きながらこのブログを書いている。今日はちょっとギターの話を。

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2012年

5月

29日

I know, I fall in love too easily. 夜霧よ今夜もChet Baker

昨日に引き続いて今夜も音楽の話。

 

本当は、もっとマニアックな音楽の話書いた方が読みごたえがあっていいのかもしれないけれど、マニアックな音楽の話し始めると結局カントリーミュージックの話に終始してしまいそうなので、今夜はジャズの話。

 

昨日の晩チェットベーカーの音楽を聴きながらブログを書いていたら、今夜も聴きたくなってしまい。今夜もチェトベーカーのCDをかけながら、このブログを書いています。

 

チェットの音楽は暗くて、曇っていて、憂鬱で、悲しくて、冷たくて、それでいて聴いているうちに心が和む不思議な音楽です。特に今夜聴いている『Broken wing』は暗い。暗くて儚い。

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2012年

5月

28日

21世紀に住む私たちと、吉田秀和とトランペット

高校の頃クラシック音楽が好きでよく聴いていた。特にマーラーが好きでバルビローリが演奏する交響曲第9番なんかを何度も聴いた。今はもう殆どクラシック音楽を聴かない。あんまり時間も無いし、他にやりたいことが沢山あるので、クラシックは聴かない。

 

吉田秀和氏が亡くなられたそうだ。ご存知の方も多いだろう、クラシック音楽の評論、特にレコードやCDについての評論の第一人者である。10何年も前、私がまだ高校生だった頃、氏の著作は私のバイブルだった。インテリの格好良さのお手本のような存在だった。当時国語の教科書で見た小林秀雄氏の写真と、文庫の裏表紙の吉田秀和の写真は、東大卒のインテリが持つある種独特の神々しさをうちはなっていた。

 

大学生になった私は、モダンジャズ研究会に入った。オーケストラに入りたいとも思ったが、満足に楽譜も読めない私にはオーケストラの敷居は高かった。それが故、ジャズという吉田先生のことばを借りれば喧噪の音楽に身を委ねた。

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2012年

4月

03日

雨の午後、独りエディー・コンドンを

ねえさんはそれをオッサンくさいと言っていたけれど、僕はハーレーのソフテイル、その中でもファットボーイが好きだ。いつか大型バイクに乗れるようになったらよくメンテナンスされた中古のソフテイルにウインドシールドをつけて乗りたいと思う。ほんとにそう思う。その時、ねえさんと僕がまだ接点を持っているかどうかはわからないけれど、そんな僕のソフテイルをみて「しょうがないわね」っと笑って許して欲しい。オヤジくさくなった私を。

 

そんなことを考えながら「空気さなぎ」、いや『1Q84』をさっきまで読んでた。だから、ちょっと村上春樹にかぶれたようなキザなことを書いてみたくなった。

 

今日は随分雨が降ったみたいだ。たぶん、あの震災の後遺症だと思うけれど、私の会社は自然の猛威にナーバスになっている。今日も12時過ぎには帰宅し、自宅勤務をするように指示が出た。正確には指示が出たというよりも、自発的にみんな帰宅した。

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2012年

4月

02日

最強のWeapon。Bigsby付きのテレキャスター

ソリッドボディーのギターは今まであんまり手元にはなかった。私はホロウボディのギターを偏愛的に収集していて、気がついたら手元にはアコースティックギターか、セミアコ、フルアコばかりが集まっていた。

 

テレキャスターも一台持っていたけれども、ホロウボディーになっている、スワンプアッシュの軽いギターだった。そもそもセミアコも殆ど持っていなかった。Rivieraを去年買うまでセミアコも持っていなかった。だから、手元にあるエレキギターは全てがフルアコだった。

 

そんなとき、或る日ギター屋に行くと70年代後半の重たいアッシュボディーのテレキャスが目についた。私はこの重いテレキャスにずっと憧れていて、そのギターのことは先日書いたのでそっちを見てもらうこととして、そのテレキャスを弾いているうちにテレキャスターへの想いがどんどん強くなった。

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2012年

3月

14日

ロカビリーギターの名手、教えて欲しい。

ブログて言うものは、何ともケッタイなもので、なにを書いても怒られない。怒られないけれども、いろんな方に読んでもらっているので、そんなにひどいことは書けない。けれども、読んで頂いている方々と直接顔を合わせるわけではないので、無責任に色んなことが書ける。

 

私も結構自分勝手に色んなことを書いているけれど、色々な方に読んで頂けているので、あんまり嘘とかは書かないように気をつけている。個人的には話が面白くなるのであれば、嘘を話しても良いとは思っているのだけれど、私のブログを読んで頂いて、私の受け売りで色々お話のネタとかにしてもらうこともあるかもしれない。だから、なるべく嘘は書かない。

 

それと、よく知らないことはよく知らないことがわかるように書いている。私が話題にすることについて、私があんまり知識が無いのに、いかにも知識があるように書くと、うっかり嘘を書いてしまうかもしれないからだ。

 

けれど、そういうことをいちいち気にしていると、ろくに面白いことも書けない。せっかく時間を割いて読んで頂いている方に申し訳ない。

 

それで、今夜もロカビリーのギターの話。

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2012年

3月

13日

Jeff Beckはあまり好きではないけれど、小粋なアルバム作ってますね

ロックギターっていうのは、ギターの表現できる音楽のごく一部でしかない。確かに、プログレッシブロックなんかもあるから、ロックギターって一言に言っても色々あるんだけれど、それでも、あまりバリエーションが多いとは言えない。

 

例えば、タワーレコードに行く、そこでギャロッピングのギターが入ったロックのアルバムを探す。残念なことにブライアンセッツァーと古いロカビリーのアルバムが数枚あるだけで、他には殆ど見つからない。

 

ギャロッピングはカントリーのテクニックだからカントリーコーナーで探すとしても、ロックコーナーに置いてあるレコードに収録されたギターの演奏はおしなべて平凡なものばかりである。

 

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2012年

2月

28日

スピッツを聴いて、心に刺さること

ブログを長らくサボってしまった。

読んで頂いていた方、申し訳ございません。

 

しばらく放置していた為か、どうなのかはわかりませんが、このブログにワケの分からない宣伝のコメントがたくさん寄せられております。私とは一切関係のないものなので、気にしないで下さい。わざわざ消すの面倒だから残してるだけで、別に私の友達でもなんでもないですから。

 

それで、久しぶりのブログ、何書きましょうか。

 

そうね、また音楽の話になるけど、いいかしら。スピッツとジュディマリが好きだった高校時代を経て、大人になって、しばらくして今に至るのですが、私の中で変った音楽について。

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2012年

2月

12日

ずっと憧れだったTelecasterを買った

私は物欲が人一倍強くて、欲しいものが出来たらずーっとそのことばっかり考えてしまうのですが、このギターのことはもう何年も想い続けてきていて、このたび良い個体を見つけたので思い切って買いました。

 

このギターを買えたのは理解ある妻のおかげです。最近引越をして家に全然現金が無いのですが、そんな苦しいところギターを買うなんてちょっととんでもない話なのですが、買わせてくれました。感謝!!シェイシェイ!

 

皆さんテレキャスターっていったらどんなイメージですか?

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2012年

1月

12日

J-Popとクラシック。ロック座で聴いた杏子さんの声

昨日は福山雅治さんについて少し書きました。

ホントに「家族になろうよ」ってステキな曲です。何度聴いても涙が出そうになります。これは、私の心がもろくなってしまっているからかもしれないけれど、ここ数年聴いた曲のなかでも1、2を争う良い曲だと思います。

 

それで、まあ、今日も福山さんの曲が耳を離れなくて一日過ごしたのですが、昼ご飯を食べに外に出た時、ふと耳に入ってきたのは、『星のかけらを探しにいこう』というフレーズでした。

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2012年

1月

11日

俺ゃ紅白見ててあんなに感動したの初めてだったよ。福山雅治

昨日ブログの最後で、今夜はシベリウスについて書くって書きましたけれど、あれ、撤回します。

 

大事なこと書くの忘れてた。皆さん紅白歌合戦見ましたか?何たって大晦日の定番ですから、ご覧になられた方も多いことでしょう。私も見ました。ついつい最初っから最後まで見ました。

 

去年の紅白で一番良かったのは、間違いなく福山雅治さんでした。「家族になろうよ」っていう歌歌ってましたね。ギター弾き語りで。ギターはなんでしたかね、確かマーチンだったかヤマハだったかよく覚えてなかったけれど。わたし、福山雅治さんて言ったら「桜坂」以降全然聴いたことなくて、「フーン、今年も紅白でてるんだ」ってな感じで見ておりました。

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2012年

1月

10日

ロリン・マゼールのマーラー評判悪いけど大好きです。

先日もブログに書いたけれど、最近ちょっとクラシックづいている。なんともミーハーなことに、正月に見たニューイヤーコンサートが思いのほか面白かったので、いっちょクラシックでも聴いてみるか、ということで聴いている。

 

それじゃあ、まずなにを聴こうかと思って、とりあえずクレーメルのチャイコフスキーを聴いてみたんだけれど、これがまた思いのほか素晴らしい演奏で、ドンと暗いチャイコのトリオを程よい味付けで聴かせてくれて、嬉しくなった。

 

それじゃあ,次は何聴こうということで、とりあえず安かったのでグレン・グールドのバッハなんかを聴きました。

 

そんなこんなのところに、札幌に住む友人から

「クラシック聴きたいんだが、何聴けば良いべか?」

とメールが入った。

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2012年

1月

06日

偉大なフィルムの思い出に。ECMってなんだかよくわからん

私はKodakのTri Xっていうフィルムを長らく使っているのですが、昨今のコダックの状況から見ると、Tri Xが生産中止になるのも時間の問題だと思います。今現在中判と35ミリはTri X以外のフィルムは使っていないので、Tri Xがなくなると実質フィルムで写真を撮ることは無くなるでしょう。

 

わずかにとっているシノゴも、フィルムが無くなってしまってはとれなくなるのですが、せめてシノゴのシートフィルムだけにはこの世から無くなって欲しくないです。35ミリはデジカメで替えられるし、中判はパノラマも含めてもうこの際諦めてやめるしかないでしょうけれど、シノゴの写真が撮れなくなると、とっても悲しい。だから、中国人やクロアチア人とかに頑張ってもらって、シノゴのシートフィルムは作り続けて欲しい。欲を言うと、ブローニーもできるのであれば作り続けて欲しい。

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2011年

12月

26日

ところでその女何処のどいつだ?っていう名盤

人生は良いことばかりじゃない。いや、そんな大袈裟なこといわなくても、毎日は苦悩で満ちあふれている。全ての行動が裏目裏目に出て、知らず知らずのうちに人を傷つける。そして傷つく。

 

そんな毎日を、半ばやけくそに生きているのだけれど、この、人生の張り合いの無さにはうんざりする。多くの人とは心通じ合わないまま、徒に傷つけあい、もっと多くの人とは関わることもなく人生を終えていく。新しいガールフレンドなんてできないし、昔のガールフレンドとは連絡すらとれない。片想いをしたとしても、徒に時を過ごすだけで、なんの進展も無い。

 

そういえば、先日とある女友達と会った時まだ年末までひと月以上あるってのに、「じゃあ、良い年を」って別れ際に言われたっけな。そんなに俺に会いたくないなら、はじめっから会うなっつの。

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2011年

12月

07日

冷たくて、美しく

冬は寒い。そんな当たり前のことをふと感じながら、銀座の街を歩く。

 

クリスマス色にてらされた道路に、夕方の雨がまだ少し残っていて、いや、雨なんて降ってなかったかもしれない。とにかく、道路はイルミネーションを写し込み、大きなクリスマスツリーの周りに人垣が出来て、なんとなく年の瀬を感じさせられる。

 

こういう風に予定調和のリフレインが毎年あり、気づけば私の31歳も残りわずか。それで、ふと身の回りを見渡してみる。身の回りのものへの興味があまり無くなったせいか、何も見えない。

 

二十歳の頃なんかは、自意識過剰だったし、コンプレックスもあったので、周りの人が気になった。友人、大人、先生、他人、みんな気になった。でも、社会に出て、自分自身もつまらないサラリーマンの一人になって、そんな興味もどこかにとんでしまった。

 

前置きが長くなった。今夜は美しさについて。

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2011年

12月

05日

Bobby Hackett万歳!!悲しい気分なんて吹っ飛ばせ!!

今日は、マーロンブランドの『乱暴者』を観た。DVDで。

 

映画の内容は薄っぺらく、マーロンブランドの役柄もよくわからないのだけれど、こんな映画を残してくれたことに感謝したい。とにかく、バイクに股がるものの教科書のような映画です。

 

何がって、マーロンブランドの革ジャン姿、帽子、ジーンズのはき方。これがまたカッコいい。今日まで所ジョージをお手本にしてきたあなた、ライトニングなんて破り捨ててとにかく一度『乱暴者』を見て下さい。きっと、あなたも、今日から革ジャン着たくなりますから。

 

それで、今夜はバイクの話しても良いんだけれど、皆さん退屈でしょうからジャズの話。

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2011年

10月

27日

ドラえもんの主題歌の武田鉄矢が素晴らしい。

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2011年

10月

26日

かつてのように歌のコードや歌詞を覚えられない。

私はギターをつま弾いて演歌を歌ったりするのが趣味なのですが、ここ数年歌の歌詞を全然覚えられなくなってしまって悲しいです。演歌もポップスも簡単な曲は歌詞やコードをある程度覚えているのですが、いざ歌おうと思うと歌詞もコードもすっかり忘れちゃったりします。

 

高校の頃はスピッツっていうバンドが好きで、歌詞もコードも殆ど全曲覚えていましたが、今思い返してみて、なんであんなに覚えてられたのか。謎です。

 

まあ、スピッツの曲のコードはスリーコードに毛が生えた程度のもんでしたから、覚えていなくてもある程度当てずっぽうでも良かったのですが、歌詞についてはよくまあ覚えていたなと感心してしまいます。

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2011年

10月

24日

ZT ampが気になる。Lunch box欲しい。

まったく世の中には欲しいものばかりで、困ったもんである。

あれを手に入れたらこれが欲しくなる。これを手に入れたら、あれも欲しくなる。そんなチェーンリアクションで、物欲が収まることが無い。

 

例えば、最近自分はジャズについて勉強不足であったことに思い当たり、相当数CDを買い集めて聞いた。それも、クラプトンとウィントン・マルサリスのCDを買って、聴いたことが始まりだった。クラプトンとウィントンのおかげで、ディキシーのジャズを再度聴いてみることにした。それで、そういうオールドスタイルのジャズのCDを何枚も買った。

 

そのおかげで、古いスタイルのジャズからあらためてモダンジャズとは何であるかが少しわかったような気がした。けれども、古いジャズについては何にもわからないまま今日を迎えている。

 

さて、今日はアンプの話

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2011年

10月

07日

ジャズって結局なんなんだろう?サンセベリーノ

ジャズリスナーの方には、偏屈な方も多く居たりして、なかなか厳しいジャズの定義なんかをお持ちで。そういう哲学みたいのと、ラッパやらバンジョーやらで騒がしくやる音楽がガスバーナーで溶接されて、いびつな形になったまま、タバコ臭い地下の飲み屋でくすぶっている。

 

そういう人にとって、ジャズってとっても難しい音楽。たまに若いちょっと可愛い女の子に「ジャズってなんだか難しそう」とか言われたときには、「いや、そんなこと無いよ、楽しむ音楽だよ。」とかなんとかいうくせに、その子の横でやれツーファイブだのミクソデリアンだのハナクソデリアンだのっていう話をして、カッコつけたりする。そういう鼻持ちならないのがジャズっていう音楽だ。

 

だから短小コンプレックスを持つ日本人男性にはすこぶる人気が高い。

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2011年

10月

06日

50年代なのに30年代、Wilbur De Paris

Wilbur De Parisという名前は、普通にジャズを聴いていても、結構熱心に聴いていても、あんまりピンとこない名前だろう。私自身、こんな怪しい名前のトロンボーン奏者は知らなかった。

 

なにがデ・パリなのかよくわからないけれど、兄貴のコルネット奏者もデ・パリだから、案外本名かもしれない。いやそんなこと無いか。

 

ウディ・アレンの映画の主題歌が気になったから調べてみたら、どうも古いディキシーランドジャズであるらしいということがわかった。映画「スコルピオンの恋まじない」の主題歌といえば思い当たる人も居るかもしれない。

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2011年

10月

05日

ディキシーやシカゴスタイルのジャズを聴きたい

先日マルサリスとクラプトンのアルバムについて少し書いたけれど、あのアルバムを聴いて、トラディショナルなスタイルのジャズ。いや、正確にはトラディショナルなジャズなんてジャンルは無いんだけれど、オールドスクールのジャズをもう一度キチンと聴いてみたくなった。

 

そもそもウィントンマルサリスはニューオーリンズ出身だけあって、ディキシーや黒人霊歌にとても造詣が深い。かつて、10人編成位で黒人霊歌のCDを吹き込んでいて、あれはあれで名盤だと思う。タイトルは忘れたけど。こうやって振り返ってみると、マルサリスのアルバムはクオリティーが高い。録音とか編集とかはもっと改善の余地はあるけれど、アレンジ、演奏等どれも充実していて、且つ引き出しが広い。

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2011年

10月

03日

クラプトンとマルサリスの新譜が案外凄くいい。

エリッククラプトンとウィントンマルサリスが組んだらどうなるか。

 

クラプトンはブルース、ロック寄りのギタリストだからジャズの演奏は無理じゃないか。ペンタトニックだけでジャズのソロは弾けないんじゃないか。マルサリスもそんなクラプトン相手だったら本気出せないんじゃないか。クラプトンに媚びて、ロックの曲とかを無理矢理ジャズにアレンジして、ひどいアルバムができるんじゃないか。そもそもイギリス人のクラプトンにジャズは無理じゃないのか。

 

以上が私が初めてこのCDのジャケを見たとき思ったことです。全然聞きたいとは思いませんでした。

 

けれども、一昨日買ってしまいました。

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2011年

9月

29日

Harmonyのエレキ化、EpiphoneのP−90

少し前に、ハーモニーのピックギターを買った話はしましたが、このギターハーモニーにしては珍しくネックが反っていない。まあ、反っていないとは言っても、やっぱり4弦、3弦7フレットあたりはビビるんだけど、まあ、そんなにひどくない。

 

それにご覧の通りボディーも比較的きれい。サイドとトップに若干の割れはあるものの、それほど致命的でもない。ラッカーのはげもはじっぽだけだし、50年前のギターにしては上出来である。

 

早速ペグを日本製の安物のペグに交換。これでだいぶチューニングの安定は良くなった。その次にピックガードを製作。これもまあまあ上手く行った。それで、そのついでにこのギターをエレキにしちゃった。

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2011年

9月

29日

もくろみ通りじゃないけれど、ハーモニーのピックギターエレキ化成功

今日ピックアップが届いた。購入したピックアップはピックガードマウント用のミニハムバッカー。これをピックガードに取り付けて、ピックガードにボリューム等もつけてエレキにしようともくろんだのだけれど、ピックアップの取り付け部分を誤って折ってしまった。大失敗。

 

しかたが無いのでピックガードに取り付けるのは取りやめ。

ピックアップの裏面に両面テープを張ってボディー直づけにした。フルアコのピックアップはボディー直づけにするとハウリやすいので気をつけなきゃ行けないけれど、せに腹は代えられぬ。こぼれたミルクは元に戻らないので、諦めた。

 

けれども、けがの光明で見た目はこっちの方が落ち着いている。ピックガードマウントだとそれはそれで大変だからこっちの方がシンプルでいいかも。

 

写真は明日アップします。

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2011年

9月

27日

遅ればせながらJazzギター入門

ハーモニーやらエピフォンやら新しいギターが手元にあり、本当に幸せな毎日です。とくにエピフォンは中国製ということで評判が悪かったりしますが、私が今まで使っている分には全然悪いところ見当たりません。まあ、まだアンプには通していないので音についてはよくわかりませんが、私の好きなP−90が搭載されているので、きっと音もいいことと思います。

 

エレキギターは普段アンプに通して練習しなくては駄目だと、聞いていますがアンプを引っぱりだすのが面倒で、今度の休みにでもアンプの置き場所を工夫してみます。

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2011年

9月

21日

ピックガードって意外と複雑

ハーモニーのギターにピックガードを作りました。

 

オリジナルのピックガードはebayで30ドル位で売られてますが、何となくそれを買うのは癪だったので、自分で作ってみました。オリジナルのピックガードがちょっとチープでエキゾチックな形をしているのでその雰囲気を変えないように、よりオリジナルで存在感のあるものをと思い作成しました。

 

今日は、台風で3時過ぎに帰宅して、自宅勤務だったのですが、家に帰ってきたらなんだか台風のせいで疲れちゃって、横になっていました。

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2011年

9月

14日

旦那、良いのが入りましたよ。Harmonyのピックギター

何日も続けて個人的な色恋の話を書いてしまってすみません。

 

女とデキても、失恋しても時は無情にも過ぎて行く。ねえさんと連絡が取れなくなって3日目。まったく、3日も口が聴きたく無くなる程ヒトに嫌われるもんですかね。そんなに嫌われてなきゃ良いけど。まあ、そこまで嫌われる程彼女の中で大きな存在じゃないかもしれないし。

 

まあたしかに中途半端な覚悟と中途半端な備えでチョモランマ登頂にチャレンジしようとした私がいけない。チョモランマは高潔で無言だ。植村直己だっていろんな危ない目に遭ってるんだ。俺がアタックに失敗したりすんのはある意味当然。まだチャンスは在るかもしれないし、もう二度と会えないかもしれない。まったく、貧乏くさいけど一期一会ね。

 

だから、そういうこと一切忘れてギターの話しましょ。

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2011年

9月

05日

生きづらい世の中を構築し続ける私たちのブルース。

長らくブログの更新をサボってしまいました。読んで頂いている方、ごめんなさい。何となくスランプなのです。何かを喜んで語ろうと思うことがあまり無い。どちらかというと私が口を出すのは控えておこうと思うことばかり。

 

それと、新しい仕事の勝手がつかめないせいで、何となく疲れているのです。まだまだ若者だと思っておりますが、この歳で新しいことを始めるのはそれなりに大変です。

 

今日は仕事から帰ってきたら、妻からとても悲しいお話を聞きました。電車の中でとなりに座って眠っていた可愛い女子学生の写真を撮ったおじさんが捕まった話です。

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2011年

8月

31日

夏の終わりのラブ・バラード。

写真関係にご興味をお持ちでこのブログを読んで頂いている方、申し訳ございません。今夜はまた音楽の話です。

 

もう明日から9月ですね。また一つ、音もたてずに夏が終わります。今年の夏は転職したりして色々大変な夏です。新しい仕事もまだ試用期間中で気を抜けません。果たして新しい仕事に勤めることができるのか不安です。明日の自分がわからないのって、わかりきっているよりも随分ましですが、それでも不安ですね。

 

夏と言えば恋愛です。

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2011年

8月

29日

4年程前のブルースロックの新たな可能性。Jack White

私は新しい音楽に疎くて、音楽関係の仕事についていながらこのざまなのは誠に恥ずかしい。誠に恥ずかしいが、世の中には沢山の音楽があって、なかなかすべてをカバーすることは難しいので、勘弁頂きたい。

 

それに、新しい音楽で聴いてみたいと思う音楽があまり無かったのも事実だ。私はCDのほとんどをタワーレコードヨドバシ秋葉店で買っているのだけれど、どうもタワレコのバイヤーと趣味が合わないらしい。そのことに数年前気づいて、それからはアマゾンを利用しているのだけれど、アマゾンのレコメンドはベタなCDばかりなのでつまらない。だから、とりあえず雑誌とかで気になったバンドをYou Tubeでチェックしたりしているのだけれども、なかなか好みの音楽に出会うことは無い。

 

好みのサウンドを求めている一方で、今まで見向きもしなかった音楽を求めている。この度晴れて、そんな音楽に出会うことができた。

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2011年

8月

25日

スキップ・ジェイムスを聴きながら。

戦前のブルースも、なかなか悪くない。悪くないけれど、やっぱり録音技術とか未熟だったせいで、音質はあんまり良くない。それに、やっぱり今日の音楽みたいにこなれていなくて、ちょっとつまみ食い的に聴くのは良いけれど、専門に耳を傾ける為には、ちょっと体力と、忍耐力がいる。

 

戦前のブルースは、今のポップスみたいに向こうから歩み寄ってはくれない。海鞘の酢の物みたいに、こっちから好きになってあげないと、向こうから愛想良く振る舞ってはくれない。普通に聴いても、全然良さがわからない。

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2011年

8月

23日

Dog-Earの付いたSG juniorを復刻してくれたら買います。

私はギターが好きだって言うことは、以前も書きましたが、ちょっと偏愛的なところがあって。まあ、こんなところで私の話するのもナンなんですけれど、私ホローボディーのギターしか持ってないんです。学生の頃から、フルアコとセミアコとアコギしか持っていないんです。

 

そりゃ、私だって初めのギターはエレキギターで、ソリッドボディーでしたし、2台目の父親に買ってもらったフェンダージャパンのストラトを高校の頃ずっと使っていました。それらのギターは手放したわけじゃないんですけれど、今私の手元にはありません。ヒトに貸しています。だって、全然弾かないんだもん。

 

それで、手元にはフルアコとアコギと、セミアコしか無いんです。

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2011年

8月

22日

長らくブログサボってしまいすみません。近頃気になる音楽について

長らくブログ更新をサボってしまいました。ごめんなさい。

書くことが無かったとか、面倒だったとか、いろんな言い訳あるのですが

いつも読んで頂いている方に申し訳ないことをしました。

 

実は、ブログで扱いたいことは結構沢山あるのですが、なんだかどういうふうに話を持って行くかわからないでいました。それと、新しい仕事始めたばっかりで、疲れちゃって、ブログまで気力が持たなかったです。あと、ブログの記事には一つくらい写真をつけたいと思っているのですが、その写真がなくて。

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2011年

8月

18日

実家の姉がヴァン・ヘイレンを聴き入っていた。

あたしはかつてちょっとの間だけヘビメタ専門のギター屋に勤めてて、その頃いろんなヘビメタギタリスト覚えたりしたのですが、その中でもダントツの人気を誇るギタリストが何人もいました。

 

シェンカーとランディー・ローズはもうメタル界の神様と言われるべきなくらい、信者が多かったのを覚えています。また、ギタープレーヤー受けするギタリストという意味では、エディー・ヴァン・ヘイレンとスティーブ・ルカサーがものすごく人気あったな。

 

それで、まあ、ヴァンヘイレンにまつわるギターって言うのがあって、まあ、それが結構売れ筋だったのですが、やっぱりああいうのは拘るヒトは拘るからかなりクオリティーの高いものしか売れなかったね。

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2011年

8月

10日

同じようなギターばかり欲しくなってしまう病。

わたしは今、幸運にもギター関係の仕事に就くことができて、その夢のような仕事をしているのだけれど、結構覚えることとか、慣れないといけないこと多くて大変です。会社の人たちの雰囲気が今までの堅気のサラリーマン社会とは全く異なっています。それでも、皆さん仕事はきちんとしている方々ばかりで、なかなか勉強になっております。

 

ギター屋だから当然普段からギターに接しているわけで、ギターのおかげでお給料ももらえて働いているのですが(まだ初月給もらってませんが)、この仕事の困ったことがあります。それは何かって、

 

ギターが無性に欲しくなることです。

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2011年

8月

06日

AC/DCはバッハのように美しい。

わたしあんまりヘビメタ聴かないのだけれど、かつてヘビメタ専門のギター屋さんで働いていたことがあって、ヘビメタについて随分勉強になりました。

 

ヘビメタのギタリストで特に人気のあるのは、シェンカーとか、ランディーローズとかの泣きのフレーズを弾くギタリストでした。とにかくこの二人に関するものは良く売れる。ディーンから出ているシェンカーのシグネチャーモデルとかは100万位でもどんどん売れる。シェンカー恐るべし。

 

でも、私は何となくそういう音楽には夢中になれないでいました。なんて言うか昔から速弾きギタリストって、凄いとは思うけれどいまいち好きになれない。だから、あんまりその辺の音楽は殆ど聴かないまま、その店を辞めてしまいました。

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2011年

7月

31日

リー・モーガンのラッパの如く、

最近あんまりジャズは聴かないんだけれど、金曜日にナットキングコールの廉価版のCDを買ったので、聴いている。ナット・キングコールはまあ、天才なので、歌もピアノも上手い。だから安心してて聴ける。全てのレコードが、この世に美しい音楽を遺す為に作られていて、どれもそれに成功している。

 

ナット・キングコールだけじゃなく、ウィリー・ネルソンとかもそういうミュージシャンで、音楽の可能性を常に拡げ続けている音楽家である。世の中って捨てたもんじゃないと私に思わせる。

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2011年

7月

23日

季節ようつろわないで。

邦楽って歌謡曲と演歌は好きなんだけれど、Jーpopはあんまり詳しくない。けれども、世の中にはJ-Popでしか表現できない気持ちってあると思う。詳しくはないけれど、真心ブラザーズが好きで、ベスト盤だけ持っているんだけれども、サマーヌードみたいに切なく熱い恋愛ってあの曲以上に上手く表現することはできないと思う。

 

それで、今日はちょっとしっとりした気持ちになりたくて、山崎まさよしのOne more time, one more chanceを聴いていました。山崎まさよしは凄いギタリストであるとともに素晴らしいソングライターなんだけれど、僕は一枚もレコード持ってません。それでも、この曲は大好きです。

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2011年

7月

22日

浅草寺お礼参り草。AC/DCを聴きながら。

ぼくは貴方がいつか「君」っていう言葉を使っていたことを思い出してます。特に理由はないのですが、「君」という言葉をもったいぶって使う貴方がとても愛おしかったのを思いだします。

 

僕は旅から帰ってきて、なんだか抜け殻になってしまった。

 

ステレオで大音量でAC/DCをかけて聴いてます。AC/DC知ってますか?聴いたことありますか?音楽に興味の無い君のことだからAC/DCなんて野蛮な音楽聴いたことないかもね。AC/DCは良いです。金切り声なので耳をすまさなくても耳に浸透してきます。アンガスヤングのギザギザのギターも鼓膜を切り裂いて胎内に浸入して参ります。

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2011年

7月

09日

Ramblin' Jack Elliottについて。

ボブ・ディランを好きな方は、ご存知かもしれませんが、ランブリン・ジャック・エリオットっていうフォークシンガーがいます。この人、今となっては大御所ですが、結構経歴とかも怪しい人なんですよ。本当は歯医者かなんかの御曹司らしいんですけど、ずっとホーボーキャンプで生まれ育ったって言ってみたり、謎の多い人なんですよ。

 

わたしも、何枚かレコード持ってますけれど、ギター弾き語りでフォークソングみたいのを歌って、カッコいい人なんです。ギター弾き語りってこんな風にできたら良いなって思います。ジャック・エリオットは自分のスタイルを持ってます。

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2011年

6月

21日

芸が細かいバーニー・ケッセル。

蒸し暑い日々が続きます。いかがお過ごしでしょうか?

 

急にこんな話から始めてしまうと、あなたも戸惑ってしまうかもしれませんが、私は神様を信じてます。特定の宗教を信仰しているわけじゃないんだけれど、行き詰まったとき、困ったとき、先が見えないとき、いつも私は神様に祈ります。それが、浅草寺であったり、イエスキリストであったり、自分の心の中の誰ともつかない神様であったり、その時々で祈る相手も違いますけれど、私にとっては同じ「神様」です。きっと、人はそうやって心のどこかに神様を持って生きてるんじゃないでしょうか。あなたは、困ったときに神様に祈りますか。

 

今特に困っていることはありませんが、こんな時でも、私は心の中の神様に祈るのです。世界から私が消えてしまわないように祈るのです。本当は「あなたに幸せでいて欲しい」なんてこと祈れば良いのでしょうけれど、自分のことしか考えられない私は、あなたの世界から私が消えてしまわないように祈るのです。

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2011年

6月

20日

村治佳織さんのギターと、バイク野郎の参考図書紹介します。

最近のブログで、バイクに関する本でろくな本が無いと嘆いてしまいましたが、一冊ちょっとだけ良い本を買いました。アマゾンで買ったので、それほど「発見」の喜びは無かったのですが、買ってみて届いて納得の一冊です。

 

バイクの、それも30年代以前か新しくても戦時中くらいの古いバイク、それもヨーロッパの古いバイクってあんまりそれらについての書籍も少なく、写真を見る機会はありませんが、そんなバイクの写真が沢山載っている本がありました。その本の名前が「100 Years of Motorcycles」って言うのですが、100年分を一冊の本でザーっと紹介しているので、歴史物としてはちょっと物足りないところもあります。物足りないところもありますが、バイクの写真をとにかく見たい方にはお勧めできる一冊です。

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2011年

6月

16日

Jeff Baxterをご存知ですか?

スタジオミュージシャンというと、なんだかあんまりオリジナリティーとかがなくて、仕事で頼まれたらどんな音楽もやるっていうイメージがあると思う。私も、そう思うけれど、スタジオミュージシャンの多くがテクニック面で優れていて、色々な表現をできる器用な人が多いことは事実だろう。

 

それでも、スタジオミュージシャンの中には自分名義のアルバムを作っている人がいて、なかなかそれが良かったりする。私はギターが好きなので、スタジオミュージシャンとは言っても、ギタリストしか知らないけれど、リー・リトナーとかラリー・カールトンとかはその代表例だろう。

 

今日紹介するのは、ジェフ・バクスター。

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2011年

6月

09日

Matonってそもそもそんな高いギターなのか?

このブログで何度か紹介させて頂いたこともあるので、もうお馴染みかもしれませんが、オーストラリアにトミー・エマニュエルっていう凄いギタリストがいます。ギター一台でどんな音楽も奏でられる天才です。ソングライティングのセンスも抜群で、アルバムに入っているオリジナルの曲もステキな曲ばかりです。

 

その兄貴(弟だったかな?)のフィリップ・エマニュエルっていうのも凄いギタリストで、ちょっと地味ですが、やっぱり凄いやつです。ギタリスト兄弟って、どっちか片方がメジャーになった場合、その後の売り方がなかなか難しいですよね。その点アサド兄弟とかは、二人そろって凄いギタリストで二人一組で売っているので、上手いことやってるなって思います。

 

オーストラリアには凄いミュージシャン多いですね、スカイのジョン・ウィリアムスとか(スカイよりもクラシックで有名ですかね)。私も高校の頃オーストラリアに住んでいたんで思い出しますけど、あそこは楽器の練習には最適の場所ですよ。

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2011年

6月

07日

Danny Gattonについては、もう既に書いたかもしれないけど、

今日は仕事を休んでしまった。今朝起きた時から頭がボーッとしていたのだけれど、なんとか家を出て電車に乗った。けれども秋葉原まで行って調子が悪くなり、座り込んでしまった。そのまましばらく立てなくて、うずくまっていた。体調不良というよりは体力不足だな。

 

それで、今日は一日中寝込んでいた。全く役に立たない人間である。自分でも情けなく思う。それでも、やっぱり駄目な時はそれを受け入れるしか無い。

 

ダニー・ガットンという名前は、ギターの音楽が好きな方はご存知かもしれないけれど、ロイ・ブキャナンみたいにタワーレコードのロックコーナーに置いているわけでもなく、カントリーコーナーでたまに見かけるくらいなので、知らない方も多いかもしれない。

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2011年

6月

06日

CDは腐る程持っているけれど、今聴きたい音楽っていうのが常に無い。

このブログでも何度か音楽について書いて参りましたが、なかなか音楽ってわからないもんですね。好きなミュージシャンっていうもの沢山いるのですが、じゃあ今その好きなミュージシャンのCDを聴きたいかっていうと、そういうわけでもないのです。それじゃあ、好きじゃないんじゃないのか、っていわれると困ってしまうのですが、今聴きたい音楽ってその時々で変るもんです。しかも困ったことに、今一体どんな音楽が聴きたいのかは、試しにその音楽を聴いてみないとわかんなかったりするのです。

 

これはなかなか説明するのが難しいのですが、私は暇さえ有れば音楽を聴きたいと思うのですけれど、その時々によって聴きたい音楽のイメージって違うのですよ。それで、とりあえず手持ちのCDの中から選ぶんですけれど、CDラックの前にたった瞬間に、「一体どんな音楽を聴きたかったのか」っていうことが頭から抜けていって、目の前が真っ白になります。

 

聴きたい音楽っていうのも曖昧なんですが、

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2011年

6月

02日

レズリー・ウェストの図太い音

昨日、スチューデントモデルのギターを集めたムック「リトル・ギターズ」を買った。私はどうもムックみたいのが好きなようで、内容が薄いとわかっていてもつい買ってしまう。

 

ギターのムックってなんだか結構気になってしまいいつも立ち読みしてしまう。近頃は結構マニアックなムックまで出てきて、私のようなギター偏愛者も満足のデキのものが何冊もある。個人的には,ギブソンのヴィンテージのデータハンドブックみたいのが出ているので、あれも欲しいのだけれど、昨日はとりあえず我慢した。

 

それで、その昨日買ったムックにレスポール・ジュニアならとりあえずレズリー・ウエストだろうよ、って書いてあったので、レズリー・ウエストがきになってマウンテンのベスト盤を買ってきた。

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2011年

5月

24日

まったく、近頃のジャズの廉価盤CDは素晴らしい。

それで、昨今の廉価版ジャズCDについてなんですけど、これがまた結構凄いんですよ。

 

「ジャズ名盤 べスト&モア」っていう999円のシリーズがあるんだけれど、これが段々凄いことになっている。

 

復刻するCDが渋すぎる!!ちょっと前に、チェット・ベーカーとマリアッチブラスのアルバムが復刻されて、しかも999円で売られていた時もびっくりしましたけど、近頃復刻されたアルバムも渋すぎる。999円っていう値段だから、ちょっと買って聴いてみるかっていう気持ちになるけど、ちょっとジャズをかじったくらいじゃ何が何なのか全然わからない。

 

それで、気になるから片っ端から買って聴いてみた

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2011年

5月

23日

地味だけれど、心にしみる歌。"Shine Silently" by Nils Lofgren

今日起きたら、雨の月曜日。カーペンターズに言わせると最低の一日の始まりだ。こういう月曜日の朝はなかなか週末気分にさよならを言えない。昨日も午後から雨が降り出して、あんまりぱっとしない一日だったけれど、雨の休日はセンチメンタルな気持ちでいれる。だから、日曜日が雨でもあんまりがっかりしない、横になり、まどろんで、やりばの無い小さな感傷に浸りながら、午後をゆっくり過ごすのもそう悪くはない。人間というのは元来孤独であること、人生というのはその孤独を受け入れる為の試練だと思っていれば、自分が物語の主人公でいられるような心地よい胸の痛みを持っていることができる。

 

昨日も、まあ大まかに言えばそういう感じの午後の過ごし方をした。

 

それで、月曜である。

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2011年

5月

19日

嗚呼ギターインストアルバム。愛すべきトゥワングギター野郎達。

ギターインストっていうジャンルはあるような無いような、非常に疑わしいところですが、実際ギター中心のインストアルバムって沢山あります。

 

この話を聞いて、スティーブ・ヴァイとか、ジョー・サトリアーニとかを思い浮かべた方、申し訳ございません。確かに彼らも凄いギターインストのアルバムを何枚も作っているのですが、今日はそっちの話ではありません。その辺の話は、また別に機会に。

 

ベンチャーズを思い浮かべた方、申し訳ありません。遠からず近からずなのですが、今日はベンチャーズは登場しません。

 

まずはデュアン・エディーから話を始めましょうか。

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2011年

5月

18日

枯れた音色のトランペット。トニー・フラッセラ

ジャズを聴く人でも、トランペットを吹かない人はご存じないかもしれないけれど、Tony Fruscella(トニー・フラッセラ)というトランぺッターがいる。トランペットというとパーンと輝かしい音の楽器だと思われがちですが、トニー・フラッセラの音色を聴くと、「ああ、こういうフカフカした音のトランぺッターも世の中にはいるのか」と思われることでしょう。

 

ジャズのトランぺッターの多くは、クラシックの奏者とは異なる奏法でトランペットを吹いており、タンギングもパリっとしていなかったり、サブトーンのような音色を多用する人もいます。トニー・フラッセラもその中の一人ですが、彼の音色は、彼のトランペットのスタイルを象徴しています。

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