時計について

機械時計について

 

機械時計の魅力については、ありとあらゆるメディアで語られていて、若輩者の私がこの場で語る必要もないのだが、機械の織りなす精巧で緻密なタペストリーとしての機械時計と、それらの完成された外観は、ある一部の機械時計マニアだけに留まらず、万人を魅了しえるものと言えるのではないでしょうか。

Walthamの懐中時計

2014年

5月

09日

残された独りの時間の為に

あの、九十年代半ばの映画で、ミッシェルアンドロミーっていうやつあったろ。あれでさ、プロムで最後に女の子二人だけになっちゃって二人でタイムアフタータイムに合わせて踊るシーンあるだろ。

 

俺、あれ好きなんだよね。

きっとシンディーローパーもあれ見て誇りに思ったとおもうよ。あれ、知らない?

見たこと無いなら見た方がいいよ。あれ、男独りで金曜の夜にテレビで見たら、センチメンタルってのがどういうもんかわかるよ。俺は絶対に見ないけどね。死にたくなると嫌だから。

 

あと、ジャニスイアンが、ジャニスジョプリンじゃないよ、ジャニスイアンが17歳の頃って歌うたってるじゃない。あの曲、何もしなかった日曜日の夜に一人暮らしの部屋で独りで聴いたことある?

 

俺は絶対聴かないけどね。

前、日曜日の夜に独りであの曲ギターで弾いていたら、もうどうしょうもなく憂鬱になったよ。だからもう二度と聴かない。

 

けどね、人生って不思議なもんでね、望む望まぬに限らず家族とか、パートナーとか恋人とかできてね。本当に独りになれるのは今だけかも知んないんだ。

だから、それ、今のうちにやっとかないと死ぬまで出来ないよ。まあ、それでも良いんだけどね。

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2011年

1月

19日

要はシングルモルトとアキュトロンとの1時間をいくらで買うかだ

ボウモアとアキュトロン

時間は待ってくれない。

時は澱みなく流れ、私たちは刻々と年をとる。

急いでいても、走っていても、歩いていても、カウチで寝そべっていても、恋していても、泣いていても、泳いでいても、新聞を読んでいても、時間はそのスピードを変えることなく流れいく。

 

そんな、時間の流れが無常であることと付き合うことが嫌ならば、アキュトロンはお勧めしない。

 

時間の流れを受け入れ、未来へと果てしなく続いて行く時間の流れに愛おしさを感じるとき、

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