ブルーノートの真骨頂!Grant Greenのオルガントリオ。

このところ週末に秋葉原を歩いていると、メイド喫茶の呼び込みのおねえさんたちによく声をかけられる。彼女達の格好は短いスカートと膝上までのタイツで、可愛い子も普通の子もいて、こんな感じなんかに似ているな、と思ってたら、ガールズバーの呼び込みのおねえさん達だった。六本木の交差点にいるガールズバーの呼び込みのおねえさんたちによく似ている。

 

まあ、そんなことはどうでも良い話なのだけれども、メイド喫茶ってあれ風営法とか関係ないのかな?まあ、メイドさんが隣に座ってくれるわけでもないし、そういう意味ではガールズバーみたいなもんなんだろうけど、ガールズバーより安上がりで良いかもしれないな。ぼくも今まではあんまり興味なかったけれど、最近「ビール一杯50円ですよ」って声かけられたときは、あぶなくついていきそうになっちゃいました。

 

それで、今日の話題はグラント・グリーンです。

メイド喫茶の話とは全然関係ありません。グラント・グリーンって名前を聞いて「おっ」と思う方は、ブルーノート系のジャズが相当お好きなのでしょうね。ジャズギタリストは数多いるけれども、グラント・グリーンは特別です。

 

私は、学生時代モダンジャズ研究会に属していて、そのときの同級生のギター弾きがグラント・グリーンを好きだったので、そいつに遠慮して、今まではあまりこのギタリストについて語らないできましたが、もうぼちぼち何か一言言っても良いでしょう。というのは、私も学校を卒業してジャズからしばらく遠ざかって、ここ数年でまたジャズを少しずつ聴き直しているのですが、ジャズを改めて聴いてみてわかったことの一つにグラント・グリーンの偉大さが挙げられます。60年代以降のブルーノートをはじめとするジャズシーンののサウンドを作り上げた人こそ、Grant Greenと言っても過言ではありません。

 

オルガン、ギター、ドラムという編成はソウルジャズの基本型となっていますが、これなんかもGrant Greenの一連のブルーノートレコードの影響も大きいのではないでしょうか。ゴスペルとブルースを基調としたファンキーなサウンドと50年代よりも音数を抑えたフレーズはジャズに新しい流れを作りました。

 

もちろん、Miles Davisがそういうサウンドを作ったとも言えるのでしょうが、マイルスがCBSで残したその時代のレコードは、ジャズの可能性をグッと拡げましたが、Grant Greenのサウンドの方がその当時のハードバッパーに与えた影響は大きいと思います。

 

グラントグリーンのフレーズは難解ではありません。たしかに、マイルスやコルトレーンなんかの影響もうけていて、そういった音使いも全くしないわけではないのですが、基本はゴスペルとブルースの音使いです。だから、おのずから泥臭くコテコテのサウンドになります。そのコテコテのギターフレーズが、オルガンの伴奏の上にウネウネと乗っかりソウルフルな音楽を奏でます。そういう意味では、ソウルジャズの生みの親はグラントグリーンなのかもしれません。

 

それで、気がついたらうちのCDラックがグラントグリーンだらけになってしまいました。これでこそジャズを愛聴していると言えるのかもしれません。グラント・グリーン是非一度聴いてみてください。

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コメント: 1
  • #1

    早漏 (火曜日, 05 5月 2015 10:21)

    「大丈夫、ほら、力抜いて???俺にまかせて???すぐに気持ちよくしてあげるから」