昨日の訂正。男の価値はやっぱり財布できまる。

男を彩るアイテムといえば、車と時計でしょうか。車はやっぱり伊太車でしょうか、時計はスイス製のトゥールビヨンと洒落てみましょうか。それにやっぱり靴でしょう。靴は、イタリア製が良いでしょうかね。

 

そういう、典型的なイヤな金持ち男のアイテムって、悔しけれど、やっぱりカッコいいのですよ。マセラティーのクアトロポルテ(よく知りませんが)を乗り回して、時計もブレゲとかのそこそこ有名なやつつけて、靴もなんだかツヤツヤしたフェラガモとか履いてみちゃったりして、これで格好悪い男になる方が難しい。

 

日本人のイマジネーションって結構貧困だから、やっぱり金持ちになっても行き着くところは似たり寄ったりなんですよ。それが悪いわけじゃないけれど、その路線で戦う為にはやっぱり純粋にいくら金持ってるかの勝負なのです。

私は、ハンフリーボガードの出てる、「カサブランカ」っていう映画が好きで、もうビデオで20回近く見てるんですけれども、イングリット・バーグマンがボギーじゃない男の方選んだっていうのは、男にとっての朗報でしょうね。

 

普通の人間から見れば100%ハンフリーボガードのほうがカッコイイ。背広は白のダブルだし、金はうなる程持っているし。けれども、バーグマンは大した金持ってない「運動家」の男を選ぶんだけど、一番美味しいところを持って行ってるのはボギーの方。カサブランカでは「男は金じゃないよ、中身だよ」っていう価値観を打ち出しながらも、結局カッコいいのはボギーの方。「金持ちで、ダンディー」これにこしたことは無いのです。

 

それで、まあ、私みたいな貧乏会社員の男には「金持ちで、ダンディー」っていう方向性じゃ勝負できない。そこでカサブランカの「運動家」みたいになろうかって考えたところで、私には思想が無い。なんか権力と戦っていこうとか、世の中良くしようとかそっち方面のパワーが無い。

 

それで、カサブランカ路線は、二方向とも断念せざるを得ない。それでは、どうやってかっこ良くなれば良いかって考えたとき、あんまりかっこ良くなるベクトルって無いんですね。これは私のイマジネーションが貧しいから。有るとしたらウディー・アレン方面か、イージー・ライダー方面か。

 

ウディー・アレン方面でかっこ良くなる為には、どこかにインテリの香りを漂わせていなければ駄目だ。まあ、私も大学卒業できたクチだから、インテリッちゃインテリだけど、それ以上のプラスαが無い。イージーライダー方面では、バイクと革ジャンは持っているけど、髪は刈り上げだし、どう見てもタフでラフな男の香りがしない。それで、頼りたくなるのが男を彩るアイテムなんですね。

 

昨日は、バイクに乗る時の靴を買う気満々だったので、男の価値は靴できまるって書きましたが、あれ訂正。今日、靴を見に行ったら、イメージしていたような靴があんまり売ってなかった。カッコイイ靴は有ったけれども高くて買えなそうだし、履きやすそうな靴はデザインがダサイ。こういうとき、私はやっぱり履きづらくてもカッコいい靴の方を選びたくなるから、やっぱり予算オーバーでした。靴なんて消耗品だし、長く履ける方が良いので、ちょっと高くても良いやつ買っておいた方が良いんだけれども、バイク乗るのにウエスタンブーツで乗れるのかなって考えて迷ってしまって、今日は買えませんでした。

 

近頃は、メキシコ製のウエスタンブーツがそんなに高くない値段で売っているんですが、履いたこと無いのでどんなもんなのかちっともわからない。どうせ買うなら長く履ける良い靴がほしい。そうこう考えているうちに、今日は靴を買うのやめました。

 

それで、かねてから欲しかったバイカーズウォレットが手の届く値段で売られていたので、買いました。とりあえず、革製品は長く使い込めるものが宜しい。チェーンも一緒に買った。とりあえずこれでラフでタフな方面へ一歩前進か。

 

財布はコードバンの財布を長年愛用してきたんだけれど、レザーパンツの前のポケットが膨らんできて格好悪いので、バイカーズウォレットをずっと探してきたんだけれど、今日やっと良さそうなのが手に入って嬉しいです。長く使っていきたいと思います。