心に傷のある人達の溜り場のぬくもり

今日は仕事が全然捗らなくて、気がついたら何もしないまま20:00過ぎになっていた。それから、仕事を少しずつこなしてきたが、やっぱり全然終わらなかった。もしかしたら仕事が全然進まない病気なのかも。

 

それで、帰ってくるのが10時半頃になってしまった。疲れた。

 

私は、しばらく身体をこわして休んだりしてたこともあり、会社もそれを考慮してくれているのだけれども、それでも仕事はたまって行く一方だ。体調が悪くて休みがちだったりするんだけれども、それをカバーできる程には仕事ができていない。

 

まあ、そんな暗い話はよそう。今日は人の優しさについて。

私は一昨年の5月から7月の終わりまで、入院しました、約二ヶ月間程。精神科に入院したのだが、自分が入院するまで精神科の病棟っていうものがどんなところか全然想像できなかった。

 

皆さんの、精神科の病棟のイメージってどんなのですか?キチガイが暴れたりしてるイメージですか?なかなか想像できないでしょ。

 

私の祖父も痴呆で長い間精神科に入院していたので、何となく痴呆老人が沢山いるイメージだったのですが、実際入ってみると結構若い人がいるもんですね。一番若い人は、17歳の少女がいました。もちろん、老人も沢山いましたけれど。30代、40代、50代の方々が沢山いました。

 

それで、あんまり暴れてる人とかいないんですよ。奇声あげてる人は何人かいましたが。みんな薬でおとなしくなっているから、暴れてないんですよ。でも、統合失調症のひとは薬のせいでちょっと呂律が回らなくなっているので、そのせいで統合失調症とかの精神疾患を持つ人独特の貫禄が出てましたけど。

 

統合失調症はちゃんと薬を飲んでいたら、結構普通の生活を送れる場合が多いのですが、薬のせいでちょっとスローになったり、呂律が回らなくなったりしてしまって、そのせいで差別の眼差しを受けるのかもしれません。暴れたりはしてませんでしたよ。鬱の人は、みんなおとなしいし、精神科の病棟は平和でしたよ。私が入院してたのが解放病棟だったせいもあってか、卓球やったりオセロやったりテレビ見たりして普通の生活を送っていました。

 

娑婆の方がよっぽど頭おかしい人がうようよしてますよ。ひとを陥れようとか、邪魔してやろうとか。精神科に世話になっている人は、差別されたり、普通の人の幸せを経験できなかったりして心に傷を持っている人ばかりだからだと思いますが、皆さん思いやりがあっていい人ばかりでした。弱い人に優しい。人間として生きてるんだったら弱い人に優しくできなくちゃいけないんだけれども、普通の世の中の人は自分に一生懸命すぎてそういう優しさを持たない人が多すぎる。精神病の人の方がよっぽど人間らしい。いっそのこと、精神科に入院している人を娑婆に出して、娑婆にいる人を病院に入れた方が世の中ずっと上手く行く。

 

警察署の施設で寝泊まりした時も、優しい方々ばかりでした。不安でどうして良いかわからない私の話を聞いてくれたり、アドバイスをくれたり、なぐさめてくれたり。警察署の中に入って、人の優しさに触れましたよ。もちろんそれなりに悪いことした人たちだから、娑婆に出すわけにもいかないのでしょうが、娑婆の人も是非何日かお世話になって、人の優しさとは何かを学んで欲しい。

 

精神科も警察署も入ったおかげで、まっとうな人間の生き方を学びました。彼らに見習って私も少しでもまっとうな人間でありたいと思いました。

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コメント: 2
  • #1

    精力 (火曜日, 05 5月 2015 07:10)

    「ココ、好き?」

  • #2

    精力剤 (火曜日, 05 5月 2015 16:16)

    「何、顔真っ赤にしてるの? 本当に可愛い人だ。ふふ。冗談だよ」