Hellecastersの逆襲。テレキャスターについてもう少し

昨日書いたアルバート・コリンズもそうだけれど、私の好きなギタリストはテレキャスタープレーヤーが多い。

 

トミー・エマニュエルもエレキギターをバリバリ弾いていた頃はテレキャスターがメインだったし、ダニー・ガットンもロイ・ブキャナンもいつもテレキャスを使っているし、ロギンス・アンド・メッシーナのジム・メッシーナもテレキャスターを愛用している。今日紹介するヘルキャスターズもテレキャス使いの名手の3人組だ。

 

テレキャスターはエレキギターの中でも特にシンプルなギターだ。フラットなボディーにネックをネジ止めしてあって、無骨で、無愛想なギターだ。

私はそんなテレキャスターが好きだ。そのシンプルさは、アーム等のガジェットがない分、演奏に集中できるし、サスティンが短くギターの腕をごまかすことができないあたりも、憎めない。

 

ところで、昨日アルバート・コリンズのテレキャスターは、重いアッシュと書いたが、あの後よく調べてみたら、間違いだった。アルバート・コリンズのテレキャスは72年製の軽量なスワンプアッシュのボディーらしい。スワンプアッシュのテレキャスは、自分も一台持っているが、なんだか音に締まりがなくてあんまり気に入っていない(写真のギターです)。けれども、アルバート・コリンズは音に締まりがあって、ペッケペケのサウンドは素晴らしい。やっぱり問題は楽器じゃなくて弾く人の腕前なんだということを思い知らされた。またテレキャスターを引っぱりだしてきて弾こうかな。

 

私のテレキャスターは自家製で、ボディーはスワンプアッシュのホロー構造で、ネックは既製品のネックを買ってきて付けただけだ。なので、あまり作りは良くない。作りは良くないが、ちゃんと音は鳴るし、問題なく演奏できる。せっかくだからこれからも大事に使いたい。

 

それで、Hellecastersだ。ウィル・レイ、ジェリー・ドナヒュー、ジョン・ジョージェンソンの3人のテレキャス使いが、ギターインストを奏でるなかなかステキなバンドだ。名前からも解るようにテレキャスターのギターサウンドなのだが、これがまたカッコいい。ジャリジャリ、ペケペケのいかにも、テレキャスのサウンドである。3人ともセッションミュージシャンでありながら、音色が個性的で、面白い。曲選がちょっとカントリーよりなのも私好みで良い。

 

このヘルキャスターズ、マイナーなユニットではあるのだが、CDがどれも絶版になっており、中古を探すしかない。中古で見つけたら即買いしなくてはならない。そこがちょっと残念なところだ。良い音楽はなかなか商業と結びつかないことがあるのは残念なことだ。

 

彼らのライブ映像をYou Tubeで見たことがある。彼らは、その名前に反してライブではストラトを弾いていて、複雑な想いがした。やっぱりテレキャスターを弾いていて欲しかった。

 

興味があったら是非聴いてみてください。

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コメント: 1
  • #1

    勃起不全 (火曜日, 12 5月 2015 03:04)

    悪くないね