Tony Riceがそつなくこなすブルーグラス

今日は三郷のIKEAに行って来た。

べつに家具が必要なわけではないが、前からIKEAというのがどんなところなのか知りたかったし、何がいくらくらいで売られているのかが知りたかったので、ちょっと遠いが足を運んでみた。

 

IKEAは思っていたよりもずっと大きかった。まず入り口がどこかわからなかった、建物が大きすぎて。わからなかったので、諦めて帰ろうかと思っていたら、人が沢山出入りしているところがあって、そこが出入り口だった。

 

IKEAは美術館みたいに、順路が決められていて、まずはその順路に沿ってショールームを見て歩く。そのショールームを見るだけでたっぷり一時間以上はかかる。ショールームを見終わったら、ミュージアムショップみたいに小物を売っているところがある。これもショールームと同じくらい広い。

なるほど、買い物に来た人が買いたいものだけを見るのではなく、売っているものを全部みるので、家具屋というよりも、ライフスタイルの展示場だ。

 

今日の話題は、そのIKEAではなく、昨日買ったTony RiceのCDについて。

 

Tony Riceについては以前一度書いたが、ドーグミュージックと呼ばれるブルーグラスとジャズの合わさった音楽の生みの親である。彼は

ドーグミュージックだけでなくブルーグラスも弾くのだが、今日はブルーグラスを弾くTony Riceについて。

 

ブルーグラスっていう音楽は好き嫌いが結構はっきりと別れる音楽だが、あなたはお好きでしょうか。せわしなくかき鳴らされる弦楽器と、甲高い声でハモる歌声はカントリーとも、ケルト音楽とも似ているようで違って、なかなか奥が深い音楽ですが、その歴史は案外短く、ビル・モンローが産み出し、完成させた音楽である。

 

ビル・モンローや、彼と同世代のブルーグラスのミュージシャンは、いかにも「無理してます」って言う感じで甲高い声をだし、腕をパンパンにして楽器をかき鳴らしていたが、そんなブルーグラスシーンに新しい風を吹き込んだミュージシャンがいる。それが今日紹介するTony Riceだ。

 

Tony Riceは無理して甲高い声は出さないし、楽器もそつなくスラスラと鳴らす。ジャズに影響された彼のスタイルは、それまでブルースのようにペンタトニックが多用されていたブルーグラスに、様々な新しいスケールを取り入れ、サウンドも爽やかだ。ちょっと泥臭さが抜けて、田舎臭さも同時に抜けてしまったので、従来型のブルーグラスが好きな方には物足りないかもしれないが、スタイリッシュだ。

 

ブルーグラスという音楽のフォーマットでできる音楽の新しいあり方を模索している。

 

ブルーグラスという音楽を聴いたことのない人にも是非聴いてみてもらいたい。せっかく聴くなら、トニーライスが歌っている初期の作品がお勧めです。